ナミビアのタクシーで恐喝未遂にあったっていう話

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2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン→UAE→タンザニア→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→レソト

どうも、ひでです。

この記事はナミビアのケートマンスフープにて書いています。

ナミビアが誇る渓谷であるフィッシュリバーキャニオンから

ケートマンスフープへ戻ってきました。

世界第2位の渓谷フィッシュリバーキャニオン

今回フィッシュリバーキャニオンへは

ヒッチハイクで行ってきたわけですが、

行きは純粋にヒッチハイクに苦労しただけだから

まだ良かったけれども、

帰りはフィッシュリバーキャニオンで捕まえた

個人タクシーの運転手と軽いトラブルになって

かなり大変というか面倒でした。

はじめに言っときますが、

今回のトラブルによって何か被害があったということはありませんので。

日本では恐喝罪は刑法249条に定められており、そこには

人を恐喝して財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たり、

他人にこれを得させる罪と書かれています。

まあナミビアと日本の刑法は違うと思いますがね。


フィッシュリバーキャニオンでの観光を終え

とりあえず入り口まで戻って

休憩しながらどうやってケートマンスフープまで帰ろうか考えてました。

ここから歩いて途中の道まで引き返してから

ヒッチハイクするのもだるいなと思い、

とりあえずこの入り口で待とうと考えました。

まあここで1時間くらい待ったでしょうかね。

そもそもの車の数が少ないのでなかなかヒッチハイクは成功せず

途方に暮れていたら、

キャニオンへ向かってくる1台のタクシーっぽい車が。

どうやらシンガポールとニュージーランドの女性二人組が

ケートマンスフープからタクシーに頼んで

ここまで連れてきて貰ったみたい。

彼女らはそのタクシーでそのまま

フィッシュリバーキャニオン内を観光するみたいで、

その前に運転手にケートマンスフープ行くか聞いてみたら

行くよ、200ナミビアドルでどうだと言われたので

その時は持ち金がほとんどなかったので100ナミビアドルで

どうやと頼んだら渋々了解してくれて、

とりあえず彼女らが観光し終わるのを待ちます。

さらに待つこと1時間くらいでしょうかね、

タクシーが戻ってきました。

早速荷物持って乗りこもうとした時に

なぜか200ドルなと言われましたが、

さっき100ドルと約束したから無視して乗り込みました。

女性2人組はケートマンスフープから来たけど、

ケートマンスフープへは戻らずに

西のルーデリッツという場所へヒッチハイクで行くらしく

途中でお別れです。

フィッシュリバーキャニオンから1時間半くらいの所にある

ゼーハイムという場所で彼女らを降ろします。

彼女らは当初このタクシー代を2000ナミビアドルで

話をつけていたみたいですが、

貸切という話やったのに、何故か運転手の奥さんはのってるし

あとから自分も乗せ出しちゃうしで、

いろいろ不満があったんでしょう1600ドルしか払おうとしません。

確かにこの距離で2000ナミビアドルという値段は

ちょいと高い気がしますが、

変に彼女らの肩を持って、ケートマンスフープまで

連れて行ってもらえなくなるのを恐れて大人しくしときました。

まあ所詮自己中で器の小さい自分です。

運転手が若干怒りだしてしゃあなしで

彼女らは2000ドル払ってました。

ドライバー、その妻、そして自分の3人で再出発しましたが、

先ほどの彼女らともめたことが気に入らないのか

ドライバーは若干荒れ気味。

乗ってる車はかなり古く、窓も開かなくてポンコツやなと思って

思わず古い車やなと口走ってしまいました。

その古い車という言葉がドライバーをさらに刺激したのか

なぜか金を今すぐ払えと言ってきます。

しかもやはり200ドル払えと。

ここからは実際のやりとりを書いていきます。

赤字:ドライバー 青字:自分

おい、お前今すぐ200ドル払え。

じゃないとケートマンスフープまで連れてかないぞ

いやいや、最初100ドルで合意したはずじゃん。

お金は着いた時に払うから。

100ドル!?この距離で100ドルとか有り得ないだろう。

200ドルだからな!

もういい、とりあえず車とめてくれ、降りるから。

金払わないと、トランクにあるお前のバックパックは渡さないからな。

はっ?ちゃんとお金は払うからまずはトランク開けてよ。

いや、開けない。

開けてよ!

この押し問答がしばらく続き、バックパックの中にお金があるからと

嘘をついてトランクを開けさせる。

もちろんお金はズボンのポケットに入ってますけど、

ここはバックパックのために一演技を。

はい、50ドル。

ケートマンスフープまで100ドルで、

ここはまだケートマンスフープじゃないから半分だけね。

ふざけるな、早く俺にFucking Moneyをよこせ。

(実際にドライバーはFワード使ってました)

やだね払わない。

ここで今まで傍観していたドライバーの奥さんが俺のバックパックを

奪おうとしたので、とり返します。

もうこの辺りから完全にお金を払う気は失せてたので

何言われてもノーと言ってました。

するとドライバーが路肩の方に歩いていき、その先にはビール瓶が。

なんでよりによってこういう時にビール瓶落ちてるねん。

ビール瓶を割って破片を手にしてこっちへ近づいてきます。

その距離1メートルちょっと。

生まれてこのかた25年、ビール瓶の破片で立ち向かわれたことなど

ないのでこの時ばかりはさすがにやばいと思いました。

わかったわかったお金をはらうから、

とりあえずその破片離してくれよ

早く金払え。

50ドルを渡す。

もう50ドルはこんな脅迫行為するような奴には払わないと、

もしあれだったら警察呼ぶよ。

警察の言葉にビビったのか50ドルだけとって去って行きました。


後々考えると地味にこのトラブル危なかったなと、

よく無傷で帰れたなと思ったのと同時に

自分の行動の軽率さも悔やみました。

まあ死ぬことはなくても血の一滴くらい流れてても

おかしくなかったような状況やなとあとから思いましたね。

割られたビール瓶はこちら。

IMG_20151013_160526

相手が怒って頭に血が上ってるようやったので、

とりあえず自分は冷静でいるように努めていたつもりでしたが、

行動は全然冷静ではなかったなと少し反省。

幸いそのドライバーが去ったあと

ヒッチハイクしたら一発目で成功して

めちゃ優しいおじさんがケートマンスフープまで連れてってくれて

かなりホッとしました。

ホッと一息ついた時に自分の声が枯れてることに気がつき、

冷静でいるようで、自分もあつくなってたんやなと痛感しました。

途中そのタクシーを追い抜く時があって一瞬焦って身を隠しましたが、

なんとか無事ケートマンスフープまで戻ってくることが出来ました。

途中女性2人組が降りる時の揉めてるのを見て、

自分が降りる時にも揉めそうやなと直感で思い

その場でこっそりナンバープレートの写真を撮っておきました。

IMG_20151013_154447

この時の直感が当たってしまいヒヤリハットな体験と

なりましたが、とりあえず無事でよかったなと思います。

これから南アフリカ入るので、

ここからは平気で銃とか出てくると思うので

今まで以上に命大事に行動していかないと

いけないなと思った1日でした。

今回のトラブルで学んだ教訓は以下の3つ。

1.タクシーに乗る際はきちんと値段交渉した上で乗ること
2.相手が凶器を出してきた時は素直にお金を出すこと
3.相手を刺激するような発言は慎むこと

では!

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