ベネズエラのあれこれ

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2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→香港→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン→UAE→タンザニア→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→レソト→トルコ→ブルガリア→マケドニア→セルビア→コソボ→セルビア→ハンガリー→スロバキア→ポーランド→チェコ→ドイツ→スペイン→イギリス→デンマーク→ドイツ→オランダ→ベルギー→ルクセンブルク→ドイツ→キューバ→メキシコ→ベリーズ→グアテマラ→エルサルバドル→ホンジュラス→ニカラグア→コスタリカ→パナマ→コロンビア→ベネズエラ→ブラジル

どうも、ひでです。

この記事はベネズエラのサンタエレナにて書いています。


南米に位置するベネズエラは社会主義国家でありながら

原油安が原因で経済が崩壊しており、

毎月、毎年インフレが起こっています。

ただそのおかげといってはベネズエラ人に申し訳ないけども

観光客にとってかなり安く旅できるのも事実。

ただアクティビティ代やツアー代などは

インフレに伴って毎月上がっている感じで、

この崩壊した経済がどんくらい続くのかも分からないので

いつまでベネズエラが旅人にとって

楽園であり続けるかは微妙なところ。

今回はそんな若干謎に満ちたベネズエラのあれこれについて

色々と書いていこうと思います。


闇レート・闇両替

IMG_20160217_152559

ベネズエラといえばまずこれから説明しないと何も語れません。

ベネズエラでは正規の両替レートとは別に

闇レートというものが存在します。

2016年3月1日時点で公定レートだと1ドル=6.3ボリバルなのが

闇レートだとなんと1ドル=900ボリバル。

公定レートと闇レートでは140倍もの開きが。

数ヶ月前だと100倍ほどだったのに

毎月いや毎日毎にボリバルの価値が下がり続けています。

地元の人にとってはたまったものではないですが、

外貨を保有する観光客にとってはかなりありがたいもの。

ただいつまでこの闇レートが存在し続けるかはわからないので

闇レートが存在するうちにベネズエラへ行くのも手だと思います。

少し前にここまでの闇レートでないけどもアルゼンチンで

大統領の交代に伴って闇レートが廃止されましたしね。

闇両替の場所に関して

ベネズエラ国内での闇両替のレートは今回自分が訪れた中の都市では

メリダかサンタエレナが一番良いみたいです。

カラカスでは両替してないのでわかりませんが

カラカス空港とかだとレートはまあまあ良いみたいです。

ベネズエラでは闇レートを知るためのアプリもあって

DolarTodayというものでベネズエラへ入国する際は必須です。

Screenshot_2016-03-01-20-40-16_com.DolarToday

DolarTodayのContizacionesにあるCucutaのところの値が

闇両替時の最高値となるのですが、

メリダはサンタエレナでは最高値に近い値で

闇両替も出来たりします。

闇両替する場所に関しては中国人経営のお店は強いです。

具体的な場所を言うと、メリダであれば

Plaza Mayorの道路を挟んで正面にある天天だか

ジンジンという中国レストランや

image

Calle24とAvenida6の交差点付近にあるJ.CだったかJ.Sという名前の

小さな靴屋さんでも良いレートで両替してくれます。

後は宿のポサダアレマニアでも若干レートは落ちるけども

両替することは出来ます。

ただ店によってはその場、即日でボリバルを準備出来ず、

数日、1週間待たないといけない場合もあるので注意が必要です。

サンタエレナだと街を歩いていると色んな人が

カンビオと声をかえてくるので、

その中からレートの良い人と交渉するのが良いと思います。

物価

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闇レートのおかげで物価は自分が訪れた2016年2月において

これまで自分が訪れてきた国の中で間違いなく最安の国。

宿代は1泊1000〜3000ボリバル(120〜380円)

ご飯代は食べる物にもよるけども1食500〜2500ボリバル(60〜320円)

交通費は原油安のおかげかめちゃくちゃ安くて

タクシーは10分ほどの距離で500ボリバル(60円)とかだし

ローカルバスで1時間の移動となると200ボリバル(25円)とか。

もう何から何まで安すぎて訳が分からなくなる。

ただ物価に関してはインフレが激しく毎月、

下手したら毎週物価が高くなったりしてるので

いつまでこの物価が続くかは不明。

国境

コロンビアとベネズエラとの国境はマイカオとククタの2ヶ所。

昨年に発生した麻薬絡みの両国の国境での争い以来、

断続的にこの2つの国境は開いたり閉まったりを続けています。

自分がベネズエラへ行った2016年2月初旬では

マイカオの国境は閉鎖しており、

ククタの国境は問題なく開いていました。

状況的には落ち着き始めていると思うので、

マイカオの国境もそのうち開くのではないかと思います。

国境閉鎖時のマイカオでは非正規ルートでの国境越えも可能ですが、

コロンビアの出国スタンプとベネズエラの入国スタンプが

貰えないという今後のベネズエラでの旅を考えると

かなりリスキーな状況になるので

マイカオのルートで入国するのはやめておいた方が良いでしょう。

ベネズエラ国内の移動

先にも述べた闇両替のおかげで

ベネズエラ国内の移動はめちゃくちゃ安いです。

半日ほどの移動でも200円前後といった感じでほんと破格です。

そして何より驚いたのが航空券の安さ。

ベネズエラは国土がなかなか大きいので半日以上の移動であれば

飛行機を使った方が良いと思います。

自分はエルビヒアからカラカスとカラカスからプエルトオルダスの

2回飛行機を利用しましたが、

前者が6000ボリバル、後者が7000ボリバルとともに

8ドル以下でこれにはほんと驚きました。

航空券は旅行代理店もしくはベネズエラ人のクレジットカードで

代わりに支払いをお願いするという方法があります。

各都市からカラカス行きのバスは人気路線のためチケットの購入に

時間がかかるし面倒みたいなので素直に飛行機を使えば良いかなと。

市内のタクシーも初乗りが300ボリバルとか500ボリバルと

100円もしないのでかなり安いです。

悪徳警官

ベネズエラは腐敗した警察が多いことで有名。

日本や欧米などの先進国では考えられないような行動をする

警察や兵士がそこらじゅうにうじゃうじゃいます。

一番有名なのが外貨を没収する事。

ベネズエラでは外貨の持ち込みが禁止もしくは制限されていて

ドルやユーロを持っている事がばれると

ひどい場合は没収されたりするみたい。

実際サンタエレナで会った友達はそのことを知らず

50ドル没収されたみたいです。

その為ベネズエラへ行く人は皆何かしらの知恵を使って

外貨を隠そうとするのです。

自分も携帯の裏だったり、着替え用靴下の中、本の帯の裏など

他の人と比べると簡単なところに隠して旅してましたが、

警官による全荷物チェックの時でもバレる事はありませんでした。

あとは警察から賄賂を要求される事もしばしば。

実際自分も要求されました。

ベネズエラを旅行する際はパスポートの携帯が義務となっているのか

コピーしか持っていなくて、

見逃がして欲しければ賄賂をよこせと言われました。

色々と長期間ごねる事で結局払いませんでしたが。

ホントにベネズエラの警察は腐っています。

ベネズエラ経済も終わっていれば、警察も終わっているのです。

まあ経済が終わっているから警察が腐敗しているのかもしれないけど。


とまあベネズエラに関する情報はこのくらいですかね。

闇両替、腐敗警察、異常な物価の安さと

普段あまり聞かないような言葉ばかりですが、

ベネズエラを訪れる際の事前情報として

知っておいて損はないと思います。

ベネズエラの良い面も悪い面もいつまで続くのか分かりませんが、

色々と深い国だなとは思います。

もちろん色々とハイリスクではありますが。

では!

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