コルカタのマザーハウスでボランティアするなら長期間するべきだと強く感じた1日体験

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どうも、ひでです。

この記事はコルカタ〜プリー間の電車の

スリーパー席で書いてます。

コルカタといえばこれといった観光名所が少なく、

コルカタに来る外国人の多くが経験するのが、

マザーハウスでのボランティア。

自分もせっかくコルカタに来たのだからと、

当初予定には入れてませんでいたが、

1日だけ体験してみることにしました。


コルカタはマザーテレサが活動を始めた地。

マザーハウスのボランティアはコルカタに幾つかある

ボランティア施設の中から自分の行きたい場所を

選ぶことができます。

性別によっては出来ない場所もありますが。

今回自分が行ったのはマザーテレサが作った

死を待つ人の家と呼ばれる

Nirma Hriday、場所の名前からカリガートと呼ばれてます。

マザーハウスでのボランティアの中では一番人気みたい。

最初はどうせ行くなら一番定番のとこに行こうと

安易に考えてました。


その日は、まず7時過ぎにマザーハウスに集合して、

そこで配給されるパン・バナナ・チャイを食べて、

それからカトリックのお祈りみたいなんをして、

各自担当場所にバスで移動。

カリガートまでは30分ちょっとで着くぐらい。

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1日の流れとしては、

洗濯、洗濯物干し

患者との交流、ケア

昼食準備、食事手伝い、片付け

昼食休憩

夕食準備、食事手伝い、片付け

解散

っていう感じ。

まあ1日の流れは日によってだったり、

場所によって変わると思います。

カリガートにいる患者は合計50名ぐらいで、

ほとんどが高齢者でどの方も重い病気を患ってます。

一番難しさを感じたのが、患者との交流の時間。

正直この時間は自分が無力で、何の役にも立たない存在

だっていうことを痛感させられました。

自分は保育園での子供のボランティアは

以前やったことありますが、老人の介護などの経験は皆無。

相手が子供であれば、適当に遊んでいればそれはそれで

なんとかなると思いますが、

言葉も通じない、重い病気を患ってる、

高齢の患者さんとの時間は正直に言うと

かなり辛かったです。

それでも患者さんの辛さに比べたら、自分の辛さなど

カスみたいなもんやと思いますが。

ボランティアによって患者さんとの交流の仕方もそれぞれで

マッサージしてあげる人、楽器とかボールで遊ぶ人、

話を聞いてあげる人などがいますが、

交流の仕方は教えてもらうわけでなく、

好きなように自由にできます。

どうやっていいか分からない自分は、

適当に患者の周りをフラフラしたり、

比較的愛想の良い患者さんのそばに座ったりするのが精一杯。

何にも与えることが出来てないなと本当に感じた。

まさしく無力感を。

嘔吐したり、尿を漏らしたりしてしまう

患者さんもいるのでけど、

見て見ぬふりで他のボランティアにどうにかして貰うの任せ。

ホントに情けなかった。

マザーハウスでのボランティアは

1日から長期まで好きな期間できるのだけど、

軽い気持ちで1日だけ参加したのを患者さんに対して

すんごく申し訳なく思った。

そりゃあもちろんボランティアを経験しないよりは

1日でも体験してみる方がマシだと思うけど、

1日だけだと患者さんとのコミュニケーションが難しいし、

信頼関係が築きにくい。

高齢者で重い病気もってるとどうしてもうつむきがちだったり、

人見知りの患者さんが多いわけで、

そういう方たちにとって1日だけの一過性のボランティアなんて

迷惑でしかないんだなと。

1週間、1ヶ月とかの期間でボランティアをすれば

仕事もある程度覚えられるし、

患者さんもボランティアの顔を覚えられるだろうし。

今度どこかでボランティアするときはもう少し時間かけて

やらないとダメだなと強く感じた。


ただ、それでも1日だけのマザーハウスでも色々思うこと

考える事はあるわけで。

どうしても死ということを考えてしまって、

例えば次また何年後とかにマザーハウスに行ってこの中の

どれくらいの人が生きてるんだろうとか、

また自分の祖父母の事とかも頭に浮かばなくもない。

今までの世界一周ただなんとなく旅してたけど、

こういう日本ではなかなか出来ない経験、

考えさせられる経験が出来たという点では

ポジティブに考えるべきかなと思う。

良い経験とか言ってる時点で、自分本位で患者さんのこと

考えられてない証拠だけども。

もう少し色んな勉強して与えてもらう側じゃなくて、

与えられる側にはやくならないと感じた1日やった。

今回はちょっと重めのブログでした。

では! Stay Curious!

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