ネパール被災地で痛感したボランティアのあり方

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どうも、ひでです。

現在地はカトマンズ。

ネパール大地震の被災地へのボランティアから帰ってきました。

ボランティアはカトマンズよりも被害の大きい

シンドパルチョーク州の村に行ってきたわけですが、

思ってたほど力になれず情けない思いでした。

自分が行った村はほとんどの家が半壊から全壊した集落。

食糧の配布は出来たけれども、

それ以外は何も出来なかった印象。

そこで感じた被災地でのボランティアのありかた、

まず何からするべきなのか、個人レベルで出来ること

そんなことを考えてみました。


食糧、物資の援助

被災地でのボランティアはまずは

食糧や物資の配給、その手伝いをすることが第一かなと。

これは世界中どの被災地へいっても同じこと。

人間、衣食住のうち衣の部分である衣服は正直最低限あれば

生き延びることが出来るけど、その他の食糧だったり

テントやシートとかの住の部分が無いともうどうしようもない。

途上国だと子供も多く、しかもそういった子供らは

栄養失調の子が多く被災によってさらに拍車がかかりやすい。

そういった子を救うには、一にも二にも食糧かなと。

環境の整備

次に出来るのが瓦礫の撤去だったり、道の整備。

これは上の食糧、物資を被災地に届けるためには

欠かせないこと。

ただこれは途上国、その中でも貧しい村ではかなり難しくなる。

自分が今回行ったのはまさしくそんな村で

車で村まで登ってくのも一苦労。

村までいくとそこからさらに狭い道でそれぞれの家に行く感じ。

こういう場所では重機など運べるわけもなく、

すべての作業が手作業。

それはもうかなりの時間がかかる。

またこれに関しては国や村によって文化やしきたりも違うので

自分の考えだけで突っ走ろうとすると大変。

自分も当初木や瓦礫の撤去とかもやろうと思ってたけど、

村ではそれぞれ所有権のある物がごちゃ混ぜになってるので、

所有者が動かないとどうしようもなく

第3者がどうこうできる問題ではなかった。

助けを必要としてるけど動けない状況はなんとも

もどかしかった。

東日本大震災とかの場合は瓦礫撤去とかのボランティアは

かなり役だっただろうけど、

ネパールではそれはなかなか難しそう。

それはネパール人のゆっくりとした性格も関係あると思うけど。

子供のケア

これが今回唯一出来たことかもしれない。

たいそうなもんではないけれど、

子供たちと触れ合って、お互い笑顔になるっていうのは

一種のケアかなと。

もちろん彼らも今まで経験したこともない地震で

傷つき、疲弊してることは間違いないけど、

それ以上に彼らはたくましかった。

逆に自分が元気をもらうくらい。

子供たちと触れ合うだけの何がボランティアなんだって

思うかもしれないけど、

子供たちにとっては地味に効果のあることだとは思う。

理想的な募金先

あとボランティアとはちょっと違うけど、

やっぱ募金ってのは地味に見えて

なかなか効果が大きいなと感じた。

メディアとかへの募金とかではなく、

しっかりと活動が目に見える、

透明性のある団体に寄付することが大事っていうことも。

メディアとかに募金した後のお金は

有名な国際団体とかに寄付されてることが多いけど、

それだと貧しい村まではなかなかそれが届きにくいのかなと。

もちろんそういった募金も素晴らしいことだけど、

末端まで届く募金活動に自分は今後募金したいなと強く感じた。


ちょっと真面目な話になってまいましたが、

徐々に旅ブログにシフトしていけたらと思います。

では! Stay Curious!

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