中国の東チベットを経て、インドのダラムサラに来て感じるチベットのこと
2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド
どうも、ひでです。
この記事はインドのダラムサラにて書いています。
コルカタからレーに向けて少しずつ北上してきた結果
やっとダラムサラまで着きました。
ただマナリからレーの道が雪のおかげで現在封鎖中で
開通するのが6月下旬みたく、ダラムサラでそれまで時間を潰すか
ジャム〜シュリナガル経由でレーに向かおうか考え中です。
シュリナガルあたりはテロなどで治安が心配なんですが、
いくつもの旅行会社に聞いても全然安全だよとか言ってくるので
よく分からない状況です。
ひとつ言えることは日本人の安全とインド人の言う安全は
間違いなく違っているということです。
この先どうしようか。
さて、現在はダラムサラに滞在中なわけですが、
ダラムサラと言えばチベット亡命政府が拠点を置く街。
最高指導者であるダライ・ラマ14世の住居も
ここダラムサラにあります。
下の写真の先がそれです。
案外普通の住居に住んでいてビックリしました。
あいにくダライ・ラマ14世はオーストラリアを訪問中とのことで
不在でしたが、6月20日頃にはダラムサラに戻って来るみたいです。
チベット政府の拠点で、
かつダライ・ラマ14世の住居もあるということで
ダラムサラには多くのチベット僧が集まってきます。
市内にあのチベット僧の赤い服を見ると、
東チベットでのそれを思い出します。
東チベットは会う人会う人がチベット僧ばかりだったのに対して、
ダラムサラではそこまでチベット僧は多くありませんが。
東チベットとダラムサラで決定的に違うこと、
それは中国国内のあるのか、国外にあるのかということ。
中国共産党の監視下にあるか、ないかということです。
東チベットでは行く先々で公安、武警が至る所にいて
チベット人を監視していました。
ダラムサラでは他のインドの都市と変わらず、警察が少しいる程度。
東チベットでは公にダライ・ラマ14世の写真を掲げたり、
フリーチベットなどと謳うこともできません。
それがダラムサラでは至る所でそれらの光景を見ることが出来ます。
これこそ自由だなと肌で感じます。
ダライ・ラマのお寺の近くには、
中国政府に抗議の為にこれまで焼身自殺を
遂げたチベット僧の人たちの写真があったり、
中国政府に監禁されたとされる幼いチベット人とかの情報とかも
掲示されたりしてました。
それでも中国の監視下にないので
全然ピリピリした雰囲気はありません。
ダラムサラはインドだけれども、
なんか気分的に東チベットにいるような感じです。
ダラムサラ在住のインド人はそこまで多くなく、
チベット系の人の方が多いですし
レストランとかもインド料理もありますが、
チベットレストランが多く見られ、
久しぶりにチベットの麺料理トゥクパが
食べられてかなりテンション上がってます。
インドっぽくないダラムサラですが、街自体はコンパクトで
雰囲気も良いのでなかなか気に入ってます。
では!