イランへの経済制裁解除がもたらすもの

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2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン

どうも、ひでです。

この記事はイランのテヘラン空港にて書いています。

イランの旅もここテヘランで終わり。

アライバルビザ期限のギリギリ15日間結局滞在してました。

イラン滞在中に日本のネットニュースで、

イランが核協議に合意し、それに伴ってアメリカなどによる

経済制裁が解除されるというニュースを見ました。

イラン核協議 イランと米国の「歴史的」な合意-The Page.jp-

一応短いながらもイランの今の生活を目にしていた中で、

素人ながらにこのニュースに対して色々と思うことがあるわけです。

ということで今回はイランへの経済制裁解除がもたらす変化について

書いてこうと思います。

ちなみにキューバとアメリカの国交正常化についても以前

(国交正常化前に書いたものですが)

書いてるのでそちらももし良ければどうぞ。

キューバとアメリカが国交正常化に向けて交渉開始。 キューバらしさを楽しみたいのなら、早いうちに行くべし


今のイランの生活は?

まず前提となる今のイランの生活ですが、

旅をした印象としては特に不自由はないかなという感じです。

物価に関しては種類によってバラツキはあるけれども、

日本の半分から1/3程度かなかと。

ガソリンが3リットルで1ドルくらいとめちゃくちゃ安いので

バスやタクシーなどの交通費はめちゃくちゃ安いです。

ただ不自由はないといってもすべてのものが

最先端のものというわけではありません。

特に自動車。

これはびっくりするくらいおんぼろな車が街中には走っています。

image

ただこれがイランの普通なんです、

走ってる車のほとんどはイラン製の車。

長らく経済制裁があったせいか、

海外からの車が入ってこなかったので

自国で生産せざるを得なかったのでしょう。

ただそのデザインはお世辞にも良いとは言えません。

イメージ的には30年くらい前の日本の車ですね。

イラン製の車がほとんどで、他はルノーとかプジョーのフランス車と

少し韓国車を見るくらいです。

日本車はめったに見ませんでした。

食料品に関しては、飲み物はコカコーラとかペプシコ?の

製品が多く出回ってはいますが、

食品に関してはほとんど外国資本のものは見なかったです。

それでも充実した品揃えだったように思います。

特にイランは宗教上お酒は飲めないのでノンアルコール飲料だったり

フルーツ飲料とかが豊富でした。

IMG_20150721_145715

ノンアルコール飲料を飲むのは数少ないイランでの楽しみでした。

結構クオリティが高くて驚きました。

家電製品に関しては、イラン製のものはほとんど見ず、

よく見たのがSamsungやLGなど韓国製の電化製品。

イランの家電市場は韓国製電化製品が席巻している感じでした。

確かにそれなりに良心的な値段でかつデザインがよければイランで

流行るのも納得かなと思います。

そこは日本製の家電では勝負できないかなと思いました。

唯一日本製品を見たのがSONYのスマートフォン。

イランでめちゃくちゃ流行っているという

感じではありませんでしたが、

ちょくちょくSONYのスマホを持っている人は見かけました。

それ以上に中国製や韓国製のスマホがダントツで多かったですけど。

悲しい日本のスマホ市場の現実ですね。

スマホを持っている人もいれば、ガラケーを持っている人も多くて

携帯市場に関してはまだまだ発展途中といった感じです。

とまあざっくりですがイランの現在の生活はこんな感じです。

次に経済制裁解除がもたらすものについて考えてきます。


はたして制裁解除によってイランは変わるのか!?

自分の考えとしてはそこまでイランは変わらないと思います。

あくまで自分の意見です。

理由はすでにイランの生活が経済制裁がある状態でも

成り立ってしまっているから。

もちろんちょっとした変化はあるだろうと思いますが、

そこまで劇的な変化はないかなと。

もちろん外国産品が今まで以上に入ってくるようになるので

特に自動車に関しては今の古いイラン車から

徐々に外国車にシフトしていくんではないかなと思います。

ただイランは経済成長率も今はそこまで高くはないし、

給料も日本の1/3くらいなので所得から考えて

イラン車よりもさらに高い外国車が急に増えるとは思えません。

イランは物価が安いということは先に書きましたが、

制裁解除によって物価は少なからず上昇するのではないかなと思います。

あくまで予想ですがね。

これは予想というか願望ですが、制裁解除によって

イランの外食産業に変化が起こってくれないかなと思います。

というのもイランは外食のバリエーションが少なすぎます。

選択肢としてあるのはハンバーガー屋さんかペルシャレストランくらい。

大盛りのハンバーガーとかサンドイッチが

200円くらいで食べられるのはありがたいのですが、

さすがに毎日それは厳しいです。

かといってペルシャ料理は当たり外れがあるし、若干値段も高い。

なので、他の国のレストランとか出来てくれたら良いなと思います。

あとはイランと長らく敵対関係にあったアメリカとの関係が

良好になればお互いのビザ取得も少しは簡単になるので、

アメリカ周辺諸国とイラン間の人の行き来も

現在よりは多くなると思います。

イランでは日本と同じく英語を話せる人がほとんどいませんが、

これから少しは英語話者が増えていくのではないかとも思います。


まあ小さい自分の頭の中で考えられるのは、

ざっとこんな感じかなと思います。

これから少しずつ変化が起こることと思いますが、

正直イランは今のままで良いんじゃないかなと思います。

変に海外のものが入りすぎるよりも、適度に混在してる今の状況が

理想的なんじゃないかなと思うわけです。

ただイランのインターネット制限だけは本当迷惑なので

これは近いうちに制限が解除されることを祈っています。

まあキューバと違ってイランはそこまで急激な変化は

見られないと思いますが、

イランに興味がある人は早めに行っておいたほうが

良いかなと思います。

自分は二度と行こうとは思いませんが。

では!

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