観戦予定だったドイツ対オランダ戦がテロ予告によって中止に
2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン→UAE→タンザニア→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→レソト→トルコ→ブルガリア→マケドニア→セルビア→コソボ→セルビア→ハンガリー→スロバキア→ポーランド→チェコ→ドイツ
どうも、ひでです。
この記事はドイツのハノーファーにて書いています。
リアルタイムとは少し間の空いているこのブログですが、
今回はリアルタイムのことを書こうかなと。
11/13に起こったパリでの同時多発テロ。
これに関しては様々なメディア、SNSにて
話題になっているから今さら言及する必要はないでしょう。
Facebookのプロフィールをフランス国旗にかえることに関する
論争なんて自分にとってはどうでも良いこと。
上っ面だけでプロフィールを変更したり、
上っ面だけ中東の人も苦しんでるんだ、なんでパリだけ
とかなんとかいっても
そこまで響くことはないですし。
結局人っていうのは実際に自分の身に危険が降りかかってこないと、
その可能性がないと、それほど気に留めないものかなと。
今回は実際に自分に危険が及ぶ可能性があったていう話を。
自分がドイツのハノーファーへ来た唯一の理由は
サッカーの国際親善試合であるドイツ対オランダ戦を観戦するため。
パリのスタジアムでのテロの時にフランス代表と
対戦していたのがドイツ代表。
選手の心理的状況、テロのリスクを考えると
中止もやむをえないかなと思っていたけれども、
前日の時点では開催はする予定だとの話を聞き
それを信じてプラハからハノーファーへ。
試合の開始は20:30だったから、
1時間ちょっと前には電車でスタジアムへ向かうものの
今日が試合だというのにスタジアムに向かう途中の
観客の少なさに多少違和感を覚えつつ
スタジアムへ歩いて行くと、
スタジアムまで残り500メートルほどの場所に大量の警察がいて
今日の試合は中止だから家に帰れと。
その瞬間頭が真っ白に。
少なからず覚悟はしていたことだけれども、
いざそうなってみると落胆の念を隠しきれない。
こんなんやったら昨日の時点で中止を決めてくれた方がよかったのに。
放心状態のまま宿へ戻ってニュースを確認してみると
なにやら開催予定だったスタジアムで不審物が発見され、
爆破予告も届いていたみたい。
このニュースを見てゾッとした。
ほんと開始前に警察が不審物を見つけてくれて良かった、
さもないとまた惨事が繰り返されていたと思うから。
不審物がスタジアム内で発見されたのか、
スタジアムの外で発見されたのか
爆破予告が届いていたのか、届いていなかったのかについては
情報が錯綜してはいるけれども、
とりあえずなにもなくてよかった。
下手したら自分の身に何かあっても
おかしくなかったような状況だったから。
ただ命があってよかったと思うしかない。
初めて具体的にテロを憎いと思った。
今回のパリでのテロを含めて
今までいくつものテロを耳にしてきたけれども
どこか他人事のように思っていた自分がいた。
ただ実際に自分に危害が及びそうになって初めて
テロの危険が近づいているのだなと感じた。
自分は鈍感なだけかもしれないけど、
実際人間ってそんなもんなのじゃないかな。
後でわかった話だけど、試合会場のスタジアム以外に
ハノーファー中央駅でも爆弾が見つかったみたい。
この日自分はこの駅を何度も利用していたから
よくよく考えるとこっちの方が危険だった気がする。
ほんとヨーロッパでさえ物騒になってしまって残念。
世界中は難しいと思うけれども、
旅人が安全に旅行できるような世界になってほしい、
これ以上テロが起こらないで欲しいと強く思う。
ISILに対する米仏露の対応とか見ると
間違いなくこれからもどこかでテロは起こると思うけども。
安全に関して若干鈍感なところがある自分だけど、
これからはより一層アンテナ張って旅行しないといけない。
では!