南米蹴球記第四弾: ロシアW杯南米予選 ボリビアvsコロンビア
2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→香港→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン→UAE→タンザニア→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→レソト→トルコ→ブルガリア→マケドニア→セルビア→コソボ→セルビア→ハンガリー→スロバキア→ポーランド→チェコ→ドイツ→スペイン→イギリス→デンマーク→ドイツ→オランダ→ベルギー→ルクセンブルク→ドイツ→キューバ→メキシコ→ベリーズ→グアテマラ→エルサルバドル→ホンジュラス→ニカラグア→コスタリカ→パナマ→コロンビア→ベネズエラ→ブラジル→パラグアイ→アルゼンチン→ウルグアイ→アルゼンチン→ボリビア
どうも、ひでです。
この記事はボリビアのラパスにて書いています。
3週間ほど前にブラジルの国内リーグのサンパウロとパルメイラスの
2試合を見てから少し間があいてしまったけども
たまたま運良く滞在中のラパスで今回のボリビア対コロンビアの
試合があるのを知って行くことに。
本当はブラジルの後にアルゼンチンでボカジュニアーズの試合を
観たかったのだけども、
チケットがびっくりするほど入手困難でめちゃくちゃ
高かったので泣く泣く諦めること。
今回の試合は2018年のロシアW杯の南米予選という
なかなか見れない試合。
チケットは前日にスタジアムへ行ってみたら窓口で売っていたので
1時間ほど待ってチケットを購入。
ゴール裏の一番安い席でも60ボリビアーノ、1000円しないくらいで
一番高い席でも4000円ほどとさすが物価の安いボリビアだなと。
今回試合が行われるラパスのEstadio Hernando Silesは
標高3700m弱に位置する世界的にみても
一、二位を争うほど標高の高い場所にあるスタジアム。
高地に慣れているボリビアの選手ならまだしも、
アウェーのチームにとってはたまったもんではない。
まあボリビアからしたらかなり大きなホームアドバンテージではあるけども。
実際いつかの試合でアルゼンチンのメッシが高山病か何かで
試合中に嘔吐していたくらい。
試合開始30分ほど前にスタジアムに入ったけども
ボリビアのホームだけあって9割がボリビア人。
ただコロンビアサポーターも結構いて応援には力が入っていた。
ボリビアは国際的には有名なチームではないけども
対するコロンビアはレアルマドリードの10番を背負う
ハメス・ロドリゲスやACミランで本田の同僚であるバッカ、
快速ウィンガーであるグアドラード
一時はすごかったファルカオや、ドルトムントのラモスなど
前線の選手だけみればかなり豪華。
前回のブラジルW杯では日本もボコボコにやられてたしね。
コロンビアにいた時にコロンビア代表のユニホームを
購入済みだったので、
まあコロンビア代表の方が好きだったしアウェーだけども
コロンビアのユニホームを着て応援することに。
試合開始が16時ということもあって直射日光が当たって
観戦するのもなかなかハードなコンディション。
ボリビアの先発メンバーは聞いても全くわからないけども、
コロンビアのメンバーはGKのオスピナや、ハメス、
グアドラード、バッカらちらほらと有名選手が。
標高3700メートルというハンデはありながらも結局のところは
コロンビアが余裕勝ちするだろうなと思いながら試合を見守る。
その予想が的中したのか開始10分ほどで
コロンビアのエース、ハメス・ロドリゲスが
ペナルティエリア手前からシュートを決めて先制。
この辺りはさすがワールドクラスやなと。
そして今度はACミラン所属のエースであるバッカが
ゴールを決めて前半途中ですでに0-2と勝負を決した感じが。
前半は0-2のまま終了。
前半を見ていて驚いたのがサッカーの内容ではなくて
ボリビア人の熱狂具合というか短気だということ。
自分の中でボリビア人はシャイで温厚だというイメージが
あったのでけども、
ハメスに一点決められてからはボリビア代表のプレーに
ブーイングが飛ぶこと飛ぶこと。
余談だけどもこの日はかなり暑くて
日傘を差している人も多かったのだけども
自分のすぐ近くの席の人が前席の人の日傘に怒って
しまいには殴りあいの喧嘩になっていた。
まあサッカーではたまにサポーター同士の喧嘩とかもあるけども
まさか国際試合でボリビア人同士が喧嘩するとは思わなかった。
2-0から後半ボリビアがどう巻き返すのか、
はたまたコロンビアのワンサイドゲームになるのか、
そんな中後半が開始。
開始早々ボリビアがペナルティエリアでのハンドによる
PKを獲得して、そのPKを確実に決めて1-2とする。
その後もボリビアの猛攻が続いて
スタジアムのサポーターは大盛り上がり。
するとまさかのカウンターからボリビアのナイスゴールが
決まって2-2の同点に。
まさか2点も返すとは思わなかったから、
最初はコロンビアを応援していたけども
ボリビアの点が入った瞬間はさすがに興奮した。
このままボリビアが逆転するのか、
それともコロンビアが意地を見せるのかひやひやしながら見ていると、
試合終了間際コロンビアのカウンターアタックが決まって
2-3でコロンビアの勝利。
まあコロンビアが順当に勝つかなと最初は思っていたけども
ホームアドバンテージのおかげなのか
予想以上にボリビアが善戦していて驚いた。
なかなか見れないW杯の予選を間近で見ることができて
ただただ良かった。試合もかなり面白かったしね。
これでおそらく今回の世界一周でのサッカー観戦は終わりかなと。
ヨーロッパで9試合、南米で4試合とまさかここまで多くの試合を
見ることができるとは思ってもいなかった。
その分特にヨーロッパでは結構な出費をしたけども
どれもその価値以上のものはあったから良かったかなと。
世界遺産などの観光地はだいたいいつ訪れても変わらないものを
見ることが出来るけども、
サッカーなどのスポーツはその時々によって選手も違えば、
監督も戦術も違うその時にしか見ることが出来ない試合を
見ることが出来るから、そういった意味では
サッカー観戦に重きを置いた旅にしてホントに良かったと思う。
いつかW杯とか何かの大会を観戦したいなと密かに企んでいます。
では!