中国で数年現地採用として働いたのち日本で再就職するのって実際のところどうなの!?

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どうも、ひでです。
新しい会社に入ってはや3か月。この3か月ほんとあっという間すぎてやばいです。
毎日覚えることばかりで大変ですし、周りの方たちが仕事できる人たちばかりで全然追いつけないです。
 
さて今年6月に中国の広州で2年ほど働いていた仕事を退職して、間にロシアにワールドカップを
はさんで7月中旬頃に日本に帰ってから本格的な転職活動を始めていました。
正確には広州やロシアにいる時からも書類選考やスカイプ面談などはしておりましたが。
 
今回はタイトルの通り中国で現地採用として働いた後に、日本で転職活動なり再就職するのって
大変なのか、どうすればいいのかなど自分の体験談を踏まえながら書いていこうかなと思います。
 

そもそもどうして日本に戻ろうと思ったの?

まずはここから書いていこうと思います。
ちなみにこれは転職活動時の面接でも必ず聞かれていた内容です。

自分は新卒で入った会社の最後半年間香港と深圳に駐在しており、その後ふらふらしてから
広州で転職活動をして中国系の会社に現地採用として入社しました。
広州では2年間働いてましたが、最後の半年間くらいはこのまま中国で現地採用として
働いていていいのかと常に自問自答していた気がします。

日本の会社から派遣される、任期がある程度決まっている駐在員とは違い、
現地採用はそもそも1年か2年更新の契約社員ですし(法律上そうなってるみたいです)
日本に帰る会社ももちろんないので、日本に戻る場合また一から就職活動をしなければなりません。

30歳という年齢に近づくにあたり、このまま中国で働き続けるよりは日本に戻って
キャリアを再構築したほうがいいのではないかという思いが強くなり気づいたら
日本での就職活動を始めていました。
中国でこのまま働き続けるつもりであれば別の会社で現地採用として働き続けるのもありかと
思いますが、自分はそもそも広州に来たときは3年から5年くらいでまた違う場所に
行くつもりでした。
3年ももたなかったのは少々悔しい部分もありますが、早ければ早い方が良いかなと思い
日本に戻ると決めてから行動に移すのは割と早かったですね。

一言でいうと日本に戻ろうと決めたのは、今後のキャリアが不安になり
日本でのキャリア構築をすることにしたからなんです。

あとは自分が広州に来たときは日本人の同僚が2人いたのですが、最終的に自分1人となり
中国人社長だったり、中国人同僚と方向性・価値観が合わなくなり辞めたかったというのもありますかね。気軽に話せる同僚がいなくなり、いろいろと積もっていったのだと思います。

 

中国で身についたスキル

自分が広州にいた2年間、中国の会社で日系企業向けに提案営業をしていたわけですが、
その会社は社員が数十名で日本人同僚を除くと他は中国人社員のみでした。
日系企業ではないローカル企業で、そういった環境の中働くのは仕事のやり方や考え方の違いから
最初はかなり戸惑いうまくいかないことも多くイライラしたりもしてて、結局最後の方もその傾向自体は掴めても、なかなか慣れなかったですね。
スピード感はあっても、良し悪しは別にしてやり方とかは日本人の考え方とは異なる部分も多く、大変な場面が多かったように思います。

ただそういった日本人以外のバックグラウンドの異なる人たちと共に働くということは、
日本ではなかなか得られない環境だと思いますし、得られるものも多かったのかなと。
結局のところお客さんは日本人なので、自分たち日本人営業の考え方に近い部分もあり
そこにどう中国人同僚をリードしていくかという調整力だったり、
これまで仕組み化されていなかったことを仕組み化して同じミスを繰り返させないように出来た
といった点などは中国で働いて身に付いたこと、磨けたスキルなのかなと思ってます。

前の会社の中国人同僚はいつも同じようなミスをする人たちがちらほらいて、
問題が起こっても起こったときに考えればいいでしょというスタンスで、
それには何度も苦しめられた記憶があります。

もちろん自分も数多くのミスをして、同僚に多大なる迷惑をかけてきたので、人の事は言えませんが。

日本での転職活動はどうやって?

ここからは日本での転職活動について書いていこうと思います。
日本での転職活動の際は、ビズリーチや中国就職向けサービスであるカモメ転職、海外のサービスであるLinkedIn(リンクトイン)など使って、転職エージェントを経由して応募したり企業に直接応募したりしてました。

7月に日本に戻るまではスカイプだったり、電話で担当者とやり取りをしたり
スカイプで一次面接、二次面接を受けたりしてました。
スカイプ面接というと若干抵抗があるかもしれませんが、自分の場合中国で働く前にも
していたので抵抗は全くありませんでした。

自分は就職活動とかかなり苦手で、新卒のときもたくさんの会社に応募しても見送られ続け
みんなから遅れて内定をもらったのが、中小企業1社っていう散々な結果でした。
広州の会社は採用基準がゆるく意外にすんなり決まりましたが、
日本での転職活動は
正直なところ苦しかったですね。
日本に帰る前にある程度面接をうけて日本で最終面接を受けるっていう会社が2,3社くらい
あったのですが、いざ日本で最終面接を受けてみるとどれも見送られるっていう。
そんな落ち込んでる時期に今の会社の面接をうけてトントン拍子に話が決まったときは
ほんとテンションがあがりましたが。
結局自分は数十社書類応募して、合格したのが1社のみ。
相変わらず低すぎる成功率ですよねほんと。

いきなりですが、転職活動時の面接でよく聞かれた質問をまとめてみると下の様な感じになります。
・中国で何してたの?中国で大変だったこと、得られたことは?
・なんでこのタイミングで日本に帰って働こうと思うの?
・中国に来る前の世界一周関連の話
・今後のキャリアプラン
・営業として今後もやっていきたいのか?営業向きなのか?

このあたりの質問は聞かれすぎて、ほぼテンプレート化してました。
面接担当官によっては中国での就労経験や世界一周の話とかに興味を持ってくれる人もいたりして
そういった自分に興味を持ってくれる方との面接は合格不合格関係なしに、
話しててより面白かったように思います。

中国就職を考えている方に

ずっと自分の話をしていてもあれなので、最後は中国就職を考えている方たちに対して、
おこがましいかもしれませんが自分の考え方を書いていこうと思います。

まず中国就職が成功するかどうかは語学力と環境適応力の2点が重要になってくるかと思います。

語学力に関してはもちろん中国語。
(仕事によっては英語を使ったり、ほぼ日本語だけの会社もあるかと思いますが)
自分は2年間いたのに片言の中国語しか話せないという悲惨な状態で、
人の事言えませんが、特に中国系企業で働くのであれば中国語がある程度話せるもしくは、
数年で使えるレベルまでもっていくやる気のある方でないと厳しいかと思います。
もちろん自分みたいに来た当初は全く話せなくても雇ってくれる会社もなくはないですが、
中国語が話せた方が当たり前の話ですが、選択肢は広がります。
中国だと通訳さんを付けてくれる会社も結構あったりしますが、通訳を介すと自分の伝えたい
ニュアンスが伝わらなかったり、通訳を介すことで時間がかかったりするので
中国語が出来た方が間違いなく仕事はしやすいです。
中国の日系企業で働く場合はもちろん話は別ですが

環境適応力に関しては、先ほども少し書きましたが、考え方や仕事のやり方が異なる
ローカルスタッフの方たちと働くには環境に適応していく力は不可欠です。

仕事面だけではなく、生活面でももちろん必要です。
日本人的考えだったり、自分の頑固な考えばかり押し通そうとばかりしていては適応が難しい部分もあったりするので、割り切るところは割り切ってやっていける方が強いのかなと思います。
まあこれは中国に限ったことではなく、海外で働く場合は基本そうですよね。

日本での働き方や常識ばかりに囚われて、頭が固くなって柔軟にやっていけないと
結構厳しいと思います。

日本ではこうだったからとかそのやり方を押し付けたり、これだから中国人はとか
ずっと文句ばかり言っているような方にはローカルスタッフはついてこないのでは
ないかなと思います。

どういう年齢、経歴の人に中国での現地就職をすすめるかと聞かれたら、
若い方の方が良いですし、中国でずっと働きたいとか、中国語をマスターして
仮に中国を離れても中国関連の仕事をしたいという志のある方にはおススメできると思います。
個人的には第二新卒あたりのエネルギッシュな方とかいいんじゃないでしょうかね。
さすがに新卒では右も左もわからなさ過ぎてあれかと思いますが、日本の会社で数年働いた経験のある第二新卒当たりの方であれば、日系企業相手のマナーだったり仕事の進め方等も
ある程度把握できていると思うので。

逆に考えの凝り固まったおじさんとかは正直厳しいんじゃないかなと思います。
それよりはまだ色んな事に染まっていない20代の方とかは中国で働いて語学力だったり
キャリアプランにおける強みを身につけていくのは大いにありかと思います。
くれぐれもなんとなくで海外就職はしない方が良いかなと思いますが。
自分みたいになりますので(笑)

あとは中国の日系企業に現地採用として入社して、しっかり数字を残し認められ
本社採用・駐在員登用に切り替えるっていう稀なパターンではありますが、
これはなかなかありなんじゃないかなと個人的に思ってます。

ということで日本に戻ってきてから書きたかった記事をやっと書けました。
あくまで自分の経験談や勝手な考えではありますが、今後中国での就職を考えている方に
少しでも参考になればなと思っています。

中国に限らず海外就職を考えている方はGJJ海外就職デスクという海外就職メインのエージェントもあるので興味のある方はコンタクトをとってみてはいかがでしょうか。
中国での現地採用に関して質問等ある方は是非コメントください。
では!

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