中国最大規模の広州交易会に初めて行ってみた
どうも、ひでです。
あっという間に11月になってしまい、最近では広州でも
19時前には日が沈んで暗くなるようになってきていて、
だんだん秋へと近づいてきているのかなと感じる毎日です。
かといって気温の方は相変わらず暑くて、
平気で30℃とか越える日もあるから
広州の天気は未だになかなか読めない。
朝涼しい時は涼しいけども日が登ってしまえばすぐ気温も上がってしまう。
まあ日本みたいな寒い気候よりはまだ過ごしやすくて
いいかなとは思うけども。
さて少し前の話になりますが、
広州の10月といえば広州交易会の季節。
日本ではこの広州交易会はほとんど知名度がないとおもうけども、
ここ中国では世界中のバイヤーが集める一大イベントとして有名。
広州交易会とはWikipedia先生によると
中華人民共和国の広州で毎年春(4月)と秋(10月)の2回開催される貿易展示会。正式名称は中国輸出入商品交易会(中国語: 中国进出口商品交易会)、略称広交会(广交会)。第1回は1957年春に開催された。現在では、1回につき6日間催される。
当初は中国対外貿易部傘下の専業貿易公司が取り扱い商品を展示し、輸出商談を行うと同時に、計画経済下で必要となる輸入物資の商談も行われた。その当時の開催期間は1ヶ月にも及んだ。
1990年代に中国の対外開放政策が進むと、中国国内の大手メーカーは独自に貿易権を取得し、自社製品を出展するようになった。また、開催期間も3週間から徐々に10日間と短くなった。
中国の貿易権は誰でも申請すれば得られるようになり、近年では中国国内メーカーの出展も約半分を占めるようになっている。
毎年、広州交易会の開催時期になると、広州発着の交通は満席となる便が続出し、広州のホテルも満室となる。ホテル料金が平常の3倍程度になることも珍しくなく、近隣の仏山や東莞でもホテル予約が難しくなるので注意が必要である。
とのことです。
今回はなんと記念すべき第120回目。
この広州交易会の存在は広州に来てから初めて知ったのだけども
なんとなく自分の中で中国転売ビジネスをしてみたいな
という思いがあったり、ただ単になんか掘り出し商品を
見つけてみたいなという思いがあったりで
今回初めて広州交易会に参加してみることに。
広州交易会に入場するには
広州交易会は広州の海珠区にある琶洲駅近くの広州市国際展示中心
という場所が舞台。
広州交易会は中国だけでなく世界的に見ても最大規模の交易会らしく
今回の秋には3つの期間に渡って行われる。
Phase1とPhase2 とPhase3に分かれていて
規模的に一番大きいのがPhase1。
これだけ大きい交易会なので入場も色々とややこしそうな印象。
広州交易会の入場方法としては事前にインターネットで申請をして
Eチケットを入手する方法と、
当日会場にいって入場券を作成する方法の2通りがある。
最初Eチケットを申請しようかと思ったけども
会社名を入れないといけなかったり、Invitationが必要とか
言われたりしてちょいとばかり面倒そうだったので
今回は会場で入場券を作成することに。
9:30-18:00の時間帯で開催されているということで
まあ間違いなく入場券を作るのに並ぶだろうなと思い
少し早めの10時頃には会場に着いたところ
やはり予想通りチケット作成会場は長蛇の列が。
ただ列は長かったけどもスタッフの人たちも結構な数がいたので
それなりにスムーズに進んでくれて入場券が出来上がるのに
だいたい45分くらいで済んだ。
正直2時間くらい待たないといけないとタカをくくっていたので
これくらいの時間であればまあ想定内ではある。
ちなみに入場券の作成にはパスポートと顔写真、会社の名刺
手数料として100元が必要。
会社に属していなくて名刺がない場合
入場券を作ることができるのかはいまいち謎。
そんなこんなで完成した入場券はこんな感じ。
一度このパスを作ってしまえば直近3年分の公州交易会には
入場できるみたいなのでくれぐれも紛失しないように。
いざ広州交易会の会場内へ
無事入場券も作れたということでいざ会場内へ。
会場に入ってみた驚いたのがその大きさ。
以前東京ビッグサイトに行ったことはあるけども
もうねあそことは規模が違いましたね。
1〜16まで商品群ごとにエリア分けされているのだけども
そのエリア1つ1つがめちゃくちゃ大きい。
1エリアごとに何十、何百ものブースがあるものだから
1エリアきちんと回るだけでもかなりの時間がかかる。
なので本気で何かビジネス用の商品をを見つけようと思う人は
事前に訪れるエリアを絞っておくと良いと思う。
まあ自分みたいな軽い観光目的な方であれば
適当にふらふら巡っていけば良いとは思うけども、
全部回るには1日では全然足りないと思う。
自分は電気製品だったり、パソコンやスマホ関連の製品をメインに
色々回ったりしていた。
広州で行われている交易会なので来る前は
中国の企業ばかり出展しているのかと思いきや、
韓国やトルコなどの企業もちょくちょく出展はしていた。
残念ながら日系企業はほとんど見かけなかったかな。
来場者は出展企業以上にグローバルな感じで欧米人はもちろん
アフリカ系の方やインド人、アラブ系の人などもいたりして
広州交易会の国際的な知名度というものを
うかがい知ることができた気がする。
日本人来場者は自分が見た感じではかなり少なかったように思う。
ちょいと気になった面白商品
ここからは交易会で発見した面白商品を紹介していこうかなと。
こちらはちんちくりんな面白い形をした電動三輪バイク。
広州では原付や中型のバイクに乗っている人は
ほとんど見かけない代わりに、
電動バイクや電動自転車などエコなものに乗っている人が圧倒的に多い。
この電動バイクもその一種かなと。
こちらはちょっとカッコよさげなタイプの電動バイク。
こちらも小型電動バイク。
これは実際に試乗してみたけどもなかなかの乗り心地で
折りたたみも出来て普通に面白い商品だとは思ったかな。
ただ日本でこれに乗る勇気はないかな〜
いまいちよくわからなかったけどもバギーみたいな車。
外観は良い感じだけども、内装やハンドル周りが
かなりしょぼかったのがちょいとばかり残念。
こちらはソーラーシステム。
てっきり太陽光発電といえばソーラーパネルのタイプのものかと
思い込んでいたけども、
最近ではこういうパイプみたいなタイプのものもあるみたい。
中国ではあまり太陽光発電は見かけないけども、
最近の日本では太陽光発電市場の競争が激しくなって
難しい市場になってるとは思うけど
世界的に見て太陽光発電はどうなんだろうかとふと思ったり。
こちらはセグウェイ的な乗り物。
ちょうど特設会場で中国人美女が乗り回してたのでパシャっときました。
写真
広州モーターショーの時には中国美女を撮りまくってやろうと思ってます(笑)
これは3Dのネイルプリンター。
この機械にどれだけ需要があるのかははなはだ疑問だけども
まあコンセプトとしては面白いかなと。
ただネイルとかは自分で塗るのが好きな人も結構いると思うので
日本の場合あんまり売れないだろうな。
ちょっとばかりジャンルが変わってこれは自動人形焼き機。
韓国企業が作ったものらしく見ていて面白い作りではあった。
ただ回転速度がちょっと遅すぎて改善の余地はあるかなと思った。
味は普通に美味しかったです。
こちらはソーラーのスマホ充電器。
これは前々から自分が欲しいと思っていたもので
日本でも売っていたりするのでそこまで目新しくはないけども
3000円程度でそれなりのクオリティの6000mAのものが買えたりして
普通に欲しいなと思った。
ちなみに広州交易会ではブースによっては
サンプルを購入することも出来る。
最後はスマートウォッチ。
スマートウォッチ市場には各社がしのぎを削って参入してはいるけども
全体的にそこまで消費者の心を掴めていないような気はする。
この2つは1万ちょっとで買うことができるスマートウォッチで
カメラ撮影や通話とかも出来たりして、
壊れずに使えるのであれば悪くない商品かなとは思った。
初めて広州交易会に行ってみて、
会場が広すぎてほぼ一日歩き回るのはかなり疲れたけども
色んな面白い商品があったりして見応えはあったかなと思う。
もう少しビジネス目線で商品を発掘できれば
より回り甲斐があるのかなとは感じた。
広州交易会は今回行ったPhase1だけでなく、
Phase2やPhase3もあるので興味のある方は是非行ってみては。
広州交易会に行くのもいいけど、輸入ビジネスとかを考えているのであれば
個人的には普通に万菱広場行った方が手っ取り早いと思うけども。
では!