桂林郊外にある隠れた絶景スポット龍勝棚田(龙脊梯田)へ行ってみた
どうも、ひでです。
2日目に続いて桂林最終日3日目の模様をお届けしていきます。
2日目に漓江の川下りを楽しんだあと
3日目に向かうのは龍勝棚田(龙脊梯田Longjititian)という場所。
日本語の龍勝棚田はなんだか個人的にしっくりこないので
ここからは中国名の龙脊梯田と表記していきます。
龙脊梯田は桂林から北西に三時間ほどいった場所にあって
それはそれは美しい段々畑で有名な場所。
龙脊梯田は桂林の観光地をネットで調べていたら
たまたま発見したのだけども
漓江よりも何気に楽しみにしていた場所でもある。
龙脊梯田へはツアーももちろんあるけども
やっぱり自分で行くのが好きなのでツアーは組まずに行くことに。
桂林からはまず琴潭汽车客运站というバスターミナルへ行き
龙脊梯田までの直通はないので途中の和平行きのバスに乗る。
和平行きは1時間に2本ほどあって料金は26元で、
和平までは山道をぐねぐねと進みながら2時間ほどで到着する。
和平行きのバスに乗る際には自分は龙脊梯田に行きたいアピールを
しておくと、和平に着いた時にスタッフが教えてくれるかもしれない。
和平は終着ではなく和平に着いても
それといったアナウンスとかもないので注意が必要。
和平で降りてすぐに龙脊梯田の玄関口である
大寨行きのバスがあるのでそれに乗り換え。
和平から龙脊梯田までは往復のチケットを30元で買わされて、
そのチケットがあれば帰りはタダで和平までのバスに乗ることが出来る。
途中でチケット売り場を通るけどもバス内に販売員が
わざわざ来てくれるので、いちいちバスを降りる必要はない。
チケットは1人95元。
和平から龙脊梯田の入口までは45分ほどの道のりで
そこに向かうまでの道中も結構良さげな眺めが続く。
龙脊梯田に着くと中秋節ということもあってかなりの人。
バスを降りるとすぐにこのあたりに住んでいる少数民族である
ヤオ族のおばちゃんたちが宿やら荷物持ちとかの客引きにやってくる。
なんでもヤオ族の女性は世界一髪の長い民族としてはギネスにも認定されており
頭にかぶっている帽子の中にはかなり長い髪の毛が折り畳まれていた。
入口である大寨からは4つの絶景ポイントに行けるらしく
せっかくなので全てのポイントを制覇すべく歩みを進めることに。
ちなみに龙脊梯田には安宿からちょいいい感じのホテルまで
かなりの数があるのでそこで泊まりたい人は泊まればいいけど
泊まらずに日帰りする人は極力少ない荷物でハイキングにのぞむべきかと。
上り坂、階段がかなり多く地味にけっこうつらいので。
最初に目指すのは金佛頂という展望エリア。
歩き始めたはいいもののこの日は風邪気味でしかも暑く
少し歩くだけでもけっこうつらい。
ただそんなつらさを吹き飛ばしてくれる景色が
その道のりにはたくさんあって、歩いては景色を眺め、
その景色に感動してというのを何度も繰り返していた。
金佛頂まではケーブルカーもあるので体力がない人にも安心。
ネパールでもこんな感じの段々畑は見たことがあって
ネパールでの日々を少し思い出させてくれたり。
歩き始めて30分くらいでたどり着いた頂上からの景色がこれ。
まさしく絶景。
漓江の川下りよりも断然こっちの方が感動。
少しお腹が減ったのでこのあたりで有名な竹筒飯を食べることに。
竹筒の中に炊き込み御飯風なもち米が入っていて
これがなかなか美味しくて疲れた体に栄養を与えてくれた。
これで20元なのでまあまあ安いかなと。
この調子でゆっくり進んでいると時間がなくなりそうだったので
先を急ぐことに。
いまいち次の展望スポットまでの行き方が分からなくて
拙い中国語で周りの人に聞きなんとなくの理解で歩みを進めることに。
頂上を連続で歩く人はそこまでいないのか
さっきの頂上までの道とはうって変わって人が少なくなる。
ヤオ族の人とすれ違ったり。
相変わらず体調があまり良くなくてアップダウンにやられながらも
途中休憩を挟みつつ第2の展望スポットへ到着。
ここはたいした展望スポットっぽくはなかったので次へ進むことに。
それでも十分綺麗だけどね。
そこからさらに登るわけだけども、登れば登るだけ
素晴らしい景色に出会えるからこの龙脊梯田のハイキングは
面白いし歩きがいがある。
こんな山間に集落を作ってしまうこと自体凄いけど
それ以上にこの美しき段々畑を先祖代々から管理していることも凄い。
もちろん観光地なので政府からの補助金やら入場料で
保全している部分もあるだろうけども
この美しさを保てるのは凄いなと歩きながら感じたり。
ここまで来たらせっかくなので全部の展望スポットを
行ってやろうと思いそのあとはひたすら登り続けることに。
3つ目の展望スポットは名前忘れちゃったけども最後の場所は
確か西山っていう場所だったかと。
登りきった場所にここがその西山だよっていう看板でもあればいいのに
何もないもんだからちょっと拍子抜けして
いまいち達成感は感じられなかったけど
まあこの景色を見ることができたんだから良しとしようかな。
時間も迫っていたのでちょっとここでゆっくりした後は
ひたすらスタート地点まで降りていくことに。
登りではあれだけきつかったのに下りとなるとかなり楽。
息を切らしながら登っていく他の観光客を尻目に
30分くらいかけてスタート地点に戻ってくることができた。
今日一日頑張ったご褒美としてマンゴースムージーを食べて
行きと同じバスに乗り込む。
大寨から和平までのバスでも、和平から桂林までのバスも
満員で座席は空いておらず簡易イスを通路において
2時間半ほどやり過ごさないといけなくて
桂林に着いた頃にはもうお尻が大変なことに。
ここらへんのことを考えるとツアーで行った方が良かったかなとも思ったり。
ただこの龙脊梯田に行けて本当に良かったなとは思ってます。
期待通りのいやそれ以上の景色を見せてくれたし、
この時期の段々畑もそれは綺麗だったけども、
冬の雪が積もった段々畑や、水が一面に張った段々畑とかは
より一層綺麗だろうなとは感じた。
漓江に龙脊梯田と十分満喫できた中秋節の桂林観光でした。
では!