コソボからセルビアへの入国に関して
2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン→UAE→タンザニア→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→レソト→トルコ→ブルガリア→マケドニア→セルビア→コソボ→セルビア
どうも、ひでです。
この記事はセルビアのベオグラードにて書いています。
コソボは1990年にセルビアからの独立を宣言し、
現在国連加盟国193カ国中111カ国が承認している
いわゆる未承認国家です。
セルビアはもちろんコソボを国として認めておらず、
今なおセルビア内の自治州という位置づけです。
そのような背景からコソボからセルビアへの入国の際に
入国拒否されるという事案がいくつか発生しているみたいです。
あくまで自分が体験、聞いた事なので
100%間違いないとは言えませんが、
コソボからセルビアへの入国について書いておこうと思います。
コソボからセルビアへ入国する際に問題となるのは
コソボへどの国から入国したのかということ。
コソボからセルビアへは直行便はないので
直接その2国間を移動する方法は陸路のみ。
陸路での入国で考えられるルートとしては、
第三国→コソボ→セルビア
セルビア→コソボ→セルビア
という2パターンあると思います。
それぞれの場合について入国の可否について
説明しようと思います。
第三国→コソボ→セルビア:△
このルートの場合セルビアへの入国を拒否される確率が高いです。
ただ100%行けないということもないとは思いますが。
セルビア側からしたらコソボはセルビアの一部なのに
セルビアのスタンプではなくコソボのスタンプによって入国した
ということが理由なのか定かではないけども、
入国を拒否されやすいです。
イスラエルのスタンプがあると中東諸国に入国しづらくなるのと
一緒の感じでしょうかね。
セルビア→コソボ→セルビア:〇
これは実際に自分が行ったルートですが、
何の問題もなくセルビアに再入国することが出来ました。
自分の場合、セルビアのPresevoからコソボのGjilanへと入り、
コソボからセルビアへはMerdareの国境を通りました。
コソボを出国する際はびびってた割にすんなりだったけれども、
コソボに入国する際は足止めをくらって、
所持金の確認やコソボでの目的地、宿の確認などで
15分以上かかりました。
まあ無事セルビアに再入国出来たから良かったのですけど。
両国は仲悪いとか言いながら、
国境では入管がすぐ隣同士にあったりして
なんか不思議な感じでした。
セルビア再入国の際にコソボのスタンプの上に
無効スタンプを押されるとどっかで耳にしましたが、
そんなスタンプは押されませんでした。
ただこのルートと言えども100%安全とは
言いきれないので注意は必要です。
コソボからセルビアへ入る際はかなりヒヤヒヤしてましたが、
思いのほかあっさりと入国できて拍子抜けした記憶があります。
ただこれはどこの国境から入るかと
担当官の裁量によるところも多いと思います。
余談ですが、自分がセルビアに入る時は、
ユーゴスラビアの英雄ストイコビッチの話をしたら
なかなか盛り上がりました。
自分は名古屋グランパスファンなので。
コソボはそこまで見所は多くないと思いますが、
陸路での入国を考えている方は入国経路に気を付けてください。
では!