グアテマラコーヒーの名産地コバンでコーヒー農園見学
2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→香港→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン→UAE→タンザニア→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→レソト→トルコ→ブルガリア→マケドニア→セルビア→コソボ→セルビア→ハンガリー→スロバキア→ポーランド→チェコ→ドイツ→スペイン→イギリス→デンマーク→ドイツ→オランダ→ベルギー→ルクセンブルク→ドイツ→キューバ→メキシコ→ベリーズ→グアテマラ
どうも、ひでです。
この記事はグアテマラのコバンにて書いています。
勉強しているスペイン語がなかなか難しくて根をあげそうです。
コバンのスペイン語学校に通いだして初めての週末ということで
なんとなくコーヒー農園の見学にでも行くことに。
午前中に2時間の授業を終えて家で昼食を食べて
少しゆっくりしてからバスに乗って目的地へ。
今回訪問したのはChicojという場所にあるコーヒー農園。
コバンから2ケツァール払ってバスで20分ほどの場所にあって
ホステルやカフェとかにパンフレットがよく置いてあるから
コバンでは有名な農園なのかもしれない。
この看板から5分ちょっと歩いた場所にコーヒー農園はある。
最初はスペイン語しか話せないスタッフしか居なかったけども
少し英語の話せるスタッフを連れてきてくれて
そのスタッフがガイドをしてくれることに。
1時間ほどのガイドツアーに最後にコーヒー1杯付いて
60ケツァールだから900円ちょっと。
コーヒーにめちゃくちゃこだわりがあるってわけではないけど
せっかくコーヒーの名産国であるグアテマラに来たのだから
ツアーに参加してみることに。
コーヒーって多くの人が毎日飲んでる飲み物なのに
それがどのようにつくられているかということを知らない人って
結構多いんじゃないかなと思う。
自分もそんな1人だっだわけだし。
コーヒーってめちゃくちゃ拘っている人も多いけど
逆にただなんとなく飲んでる人も多いんじゃないかな。
ということで今回はコーヒーのことを知る良い機会に。
ここのコーヒー農園はオーナーが1人というわけではなく
300をこえる家族が共同で経営している農園。
一家族毎に敷地が割り当てられていて、
コーヒーの実の収穫までは各家庭で行い、
その後の工程からは一か所の作業場で行っているとのこと。
全家族の敷地を合わせると300ヘクタールはこえるみたいだから
なかなか大きなコーヒー農園。
まずはコーヒーの苗の説明から。
コーヒーの種を蒔いてから1ヶ月ほどで芽が出て、
そこからコーヒーの実が収穫出来るようになるには3年ほどかかる。
高さは1メートル〜1.5メートルくらいしかないのに
そこまでなるのにそれだけの年月がかかるなんて驚き。
コーヒーの実は赤くなったら収穫どきで実を味見させてもらったけど
そこまで味がなかった。
まあコーヒーで使われるのは中の豆の部分なんだけどね。
コーヒーの実は機械ではなくて手作業で一つ一つ取っていき
早い作業員となると1日8時間で
100kg弱のコーヒーを収穫するとのこと。
そうして収穫されたコーヒーの実は作業場へと運ばれ
そこで洗浄され、ランク毎に選別され、そして日干しされる。
ここにきて初めて機械の登場。
ここまでは全く機械を使わずに手作業で行っていた。
ちなみに50kgほどのコーヒーを収穫すると
その作業員にはだいたい2500円ほどの給料が与えられるみたい。
1kgあたり50円とかコーヒーの原価って
もとはめちゃくちゃ安いんだなと思ったと同時に、
海外で販売されるまでに色々な経費が乗っけられ
もとの10倍以上の値段になったりするんだから驚き。
コーヒーは世界的にみて買い叩きが問題となっているけども
その一端を垣間見たような気がする。
お金の話は置いといてここからはコーヒーの加工の流れについて。
収穫したコーヒーの実はまず下の機械によって選別されて、
次に洗浄されて
日干しされて
綺麗な豆を見たときはちょっと感動した。
加工の順序はちょっと曖昧だけども
なんとなくの流れは理解できたかなと。
この農園ではここまでの作業のみで焙煎や粉砕などの作業は
他の加工会社に委託するか、豆のまま輸出してるとのこと。
ここでは3つのクラスに豆は分けられて
ファーストクラスは中国やアメリカ、アフリカなどの
海外へと輸出され、
サードクラスはグアテマラ国内で消費されるらしい。
最後にこの農園でとれたコーヒーの試飲。
コーヒー音痴な自分なのでただただ美味しいとしか思わなかったけど
せっかくなのでここのコーヒーをお土産として買っていくことに。
コバンのスーパーマーケットで売っているコーヒーと比較すると
倍以上の値段したけども、
自分の目で見たコーヒー農園のものだからどこのコーヒーかも
分からないものよりは高くてもその分価値はあるかなと思って。
ツアー代とコーヒー豆代込みで1500円もかからないくらいと
かなりお得なこのツアー。
少しはコーヒーやその加工方法について知ることができて
これからよりコーヒーを楽しむ理由付けが出来たような気がする。
グアテマラだとアティトラン湖やシェラあたりでも
農園見学できるみたいだけども
ローカルな雰囲気を味わいたいのであれば
コバンのコーヒー農園は地味におすすめ。
では!