中国のローカル歯医者さんで人生初の親知らずを恐る恐る抜いてみた
どうも、ひでです。
広州は6月に入り一気に蒸し暑さが増してほんと毎日の自転車通勤が大変です。
少し前に家を引っ越して、家の近くには地下鉄がないのでバスで通勤しようと思っていたのだけども、
毎朝バス乗り場は混むし、渋滞で時間が掛かるということで始めた自転車での通勤。
直線距離だと5kmもないくらいなのに、バスだと30分から遅い時は1時間かかったりする。
それに対して、自転車だと安定の20分で着くことが出来るので
雨さえ降っていなければなるべく自転車で行くようにしています。
ただ湿度がかなり高く気温も35度前後の中を自転車でえいこらえいこら漕ぐのはちょっと大変で、会社に着く頃には汗で服がびしょびしょな訳で。
そんな感じで汗びっしょりな毎日を過ごしております。
とりあえず歯が痛すぎる
さて今回はタイトルのまんまではありますが、中国で歯医者に行ってみたっていう話でもしようかなと。
今年に入ってからでしょうか、奥歯がずきんずきんと痛み出して、4、5月に入ると仕事や睡眠にも支障が出るほどの痛みに。
ほんとはこの前の端午節で日本に帰省した時に日本の歯医者で治してもらえば良かったのだけども、時間がなかったのと保険に入っていないから治療費が高額になるだろうなと思って躊躇したってのが実際のところ。
日本だと歯医者は保険でカバーしてくれるけれども、
中国では中国人でも外国人でも基本的に実費負担。
中国は他の国みたいな国民皆保険制度はないため、保険に入っていない人も多く歯の治療とかならともかく、大怪我をした時や入院が必要な際の治療費はかなりの額になるらしいです。
この前も友人の父親が交通事故か何かにあったらしくて手術代や入院代が高すぎて、家計が火の車だと嘆いていました。
こういうのをみてると保険って重要だなと痛感しますね。
以前生命保険会社から保険の勧誘とかをされたことがありましたが、そういうのって身近なところで必要性を実感する出来事がないとそうそう入ろうとは思いませんですしね。
ちょっと脱線したので話を歯の方にもどしますが、そろそろ歯を治療しないといけないなと思いまず行ったのは会社の近くの歯医者。
見た目はちょっと古そうだけども、設備はしっかりしてそうな印象。
自分は中国語は大して話せないけれども、拙い中国語で
とにかくこのあたりの歯が痛いんだと説明して簡単に見てもらって神経を削るのか抜く方法で値段を聞いてみると700元ほど。11000円ちょっと。
こういうのはセカンド、サードオピニオンが必要だということで
より信頼の置ける日本人駐在員御用達の国際クリニックとやらにいってみることに。
そこは専属通訳付きで、内装とか設備はかなり豪華な歯医者さん。
日本語で色々と聞けるのはやはり安心だけども、
値段を聞いてみると5000元とかで、最初にいった歯医者さんとは比べ物にならないほど高い。
50元払ってレントゲンだけ取ってとぼとぼと帰ってきました。

まあこのあたりは安心を取るかお金を取るかだと思いますけどね。
ついに抜歯へ
セカンドオピニオンは値段が高すぎたので、今度はサードオピニオンを聞いてみることに。
ネットで家の近くの歯医者さんを調べて日曜日に行ってみることに。
そこはまあ一番最初に行った歯医者と同じような感じのローカル歯医者さん。
あんまり良くなさそうだったら別の歯医者へ行くつもりで、軽く話を聞いてみることに。
(と言っても何言ってるのか最初はほとんどわかんなかったけども)
英語を少し話せる先生がいてほんと助かりました。
この歯医者では2つの治療法を提案してくれて、
1つは歯は抜かずに治療するという方法で、
もう1つは思い切って抜いてしまうという方法。
ちょうどこの時はじめて問題のある左上の歯は親知らずだと知ったっていう。
てっきりもう1つ奥に親知らずがあると思ってました。
これはとんだ常識知らずでした。
歯を抜かない場合は3回治療が必要で費用は600元。
ただ親知らずなのでちょっと治療がしにくいと先生はあまりおすすめしないとのこと。
抜歯する場合は300元ほどとのことで、そもそも抜歯するつもりで歯医者にはきてなかったのでちょっと考えさせて欲しいと時間を貰うことに。
なんてたって日本ではなく、海外の中国の歯医者はちょっと心配だったし、なにより親知らずは抜いたことなかったし、今の段階で抜く必要はあるのかと色々なことを考えてました。
その際色んなサイトを見てて、下記のサイトは役に立ちましたね。
というより背中を押してくれた感はありました。
親知らず抜歯のすべて/抜歯の決断から治療終了までのステップを全て公開
親知らずを口腔外科で抜歯したほうがいい判断基準とおすすめ口腔外科
全部同じサイトですが、このサイト優秀すぎます。
30分くらい考えて意を決して親知らず抜きますと伝えてからはことはトントン拍子に。
こっちの心の準備なんか無視して進めるもんだからもうやるしかないなと。
ちなみに歯医者さんの中はこんな感じで結構綺麗です。
衛生面も気を遣っている様子でしたし、ここまで来たらもう信用します。
考える時に親知らずの抜き方までは知らなかったので、
いざ先生がペンチみたいなものを取り出した時にはああもう終わったと観念しました。
あとで調べてみると日本でもそういったものは普通に使うみたいですね。てっきり中国だけかと思ってました。
麻酔は少し痛かったけども、数分すると効いてきてそこからはもう抜歯のみ。
ペンチみたいな器具を口に入れて何度も歯を抜こうとしても、
なかなか抜けず先生が何度も何度も挑戦して、他の歯まで抜いてしまわないかちょっとばかり心配だったけども、15分もたたないくらいで抜けてくれました親知らず。
その後は綿を抜いた後に詰めてくれたりしたんだけども、
抜歯の最中から力が入りすぎていて、終わったその時でもなんか変な浮遊感というか生きた心地がしなかった。
血がある程度とまるまでベッドの上で安静にしてましたが、
ほんと神様ありがとうっていう感じでしたね。
冷静にかんがえてみればよく言葉も十分に分かんらないような歯医者で初めての親知らずを抜こうと思ったなと後で思いましたね。
まあ何もなくてほんとに良かった。
薬と抜いた親知らずをお土産に貰えました。
歯をよく見て見ると確かに親知らずは結構蝕まれてる感じではありましたね。
上の親知らずは生え方が綺麗であれば簡単に抜けるみたいだけども、
下の親知らずは顎の神経の関係で抜いた後に腫れたり、痛んだりしやすいみたいなので、
出来れば下の親知らずだけは抜きたくないなと。
抜いてから1日くらいたちましたが、今のところ腫れや痛み等は特になし。
ということで、グッバイ親知らずでした。
あー怖かった。では!