イランで滅びゆくウルミア塩湖を堪能
2015年3月11日から約1年の世界一周の旅へ。
日本→中国→ベトナム→タイ→ラオス→インド→ネパール→インド→UAE→イラン
どうも、ひでです。
この記事はイランのタブリーズにて書いてます。
なかなか思うよう素晴らしい場所に出会えていないイラン。
ただイランの旅で一番の思い出となるであろう
素晴らしき景色に出会うことができました。
それはウルミア塩湖というところ。
当初はウルミア塩湖のあるウルミアには行く予定は
ありませんでしたが、
ウルミアの前にいたケルマンシャーのバス停であるイラン人に
ウルミアは素晴らしい場所だと勧められたので、
いつも人から勧められたものは素直に受け入れるようにしてるので、
今回もそれに従ってウルミアへ行くことを決めました。
余談ですが本とかも友達のおすすめとかは
ほとんど読むようにしています。
今思えばホントこのすすめてくれたイラン人がいなかったら
ここまでウルミア楽しめなかったと思います。
感謝感謝です。
ウルミアとウルミア塩湖はイランの北東の果てにあって
あと50km行くとトルコ国境という場所です。
ウルミア塩湖は中東最大の塩湖。
ウルミア塩湖には結局2日間行きました。
初日はウルミアからGolmankhanehという場所に行ったのだけれど、
そこの場所はもう乾燥しすぎて単なる果てしない大地でした。
ここはここでまあ楽しかったけれども、自分の想像していた塩湖とは
ちょいと違いました。
ちなみにGolmankhanehへはウルミアからタクシーで
100000リアルほどで行けます。
ただ帰りはタクシー何もないような場所なので
ヒッチハイクしないとウルミアまでは帰れませんが。
まあこんなもんかなと思いつつ、
次の目的地であるタブリーズへ移動。
ウルミアからタブリーズへは150kmちょっとで2時間の道のりです。
その道中にウルミア塩湖上に建てられた道路を通るのだけれども、
バスの中から見えた景色が素晴らしすぎて、
タブリーズに着いた翌日にリベンジの為にそこへ行こうと決心しました。
タブリーズからウルミア塩湖までは、
タブリーズのバスターミナルからウルミア行きのバスに乗って、
ウルミア塩湖の道路の途中でバス運転手に停めてと
言えばそこで降ろしてくれます。
帰りもバスを捕まえればタブリーズまで帰ることはできます。
どちらも片道80000リアルでした。
タブリーズから1時間半ほどかけて着いたウルミア塩湖。
そこはもうまさしく絶景でした。
とりあえず文章よりも写真を見て欲しいです。
ウルミア塩湖は別名イランのウユニ塩湖と呼ばれたりしてます。
いやホントにこのウルミア塩湖最高でした。
ただただすげ〜を連発してましたね。
現時点でこの世界一周中に行った場所の中で
BEST5に入るくらいの場所、感動でしたね。
ただウルミア塩湖の塩はすごい結晶で刺々しくて、
一度裸足で歩いてみたら痛すぎて悶絶しました。
剣山の上を歩いてるような感覚でした。やったことないけども。
その結晶が美しいこと美しいこと。
ホント大満足です。
塩湖の塩も路上販売してました。
テント張ってキャンプしたりしてました。
ホントイラン人はテント張るの大好きです。
インドのブージへ行った時にホワイトランと呼ばれる
塩湖へ行ったのですが、
雨季の為全然良い眺めが見れなかったので、
ホワイトランのリベンジもここで出来て良かったです。
この塩湖素晴らしい場所なんですが、実は近年開発が進み
そのせいで塩湖の環境が失われつつあるみたいなんです。
確かにそもそもこの塩湖の上に10km以上にも及ぶ
道路を建てたこと自体環境破壊に他ならないですし、
自分の目で見た限り、塩湖の色んな場所にトラックが走っていたので
現在進行形で開発が進んでるんだろうと思われます。
Lake Urmia: how Iran’s most famous lake is disappearing
記事内で年々ウルミア塩湖の面積が小さくなっていることが
書かれています。
こんだけ豊かな観光資源があるのにも関わらず、
それを破壊していくイラン政府にはかける言葉もありません。
言うなればボリビアのウユニ塩湖に
巨大な道路を作ってるようなもんですかね。
ただただ残念です。
なのでいつまでもこの絶景を見ることが出来るとは限らないので、
見たいという人は早いうちに行くことをおすすめします。
これだけの絶景を見ることができて良かったなと、
ラッキーやったなと心から思います。
では!